そこなし!

猫好きで食いしん坊でめんどくさがりな自営業者のブログです。

たまには読んだ本の紹介でも:代替医療解剖

年の瀬ですね。
年内の仕事も少しずつ仕舞いに近づき、もう2~3発仕込むか、書類仕事にいそしむかで悩みつつ。

なんか色々と気持ち的に落ち着かない。もっと頑張れるのに頑張れてない、そんな消化不良も感じながら、気になったことを深掘りしていると時間が過ぎる。
深掘りっていっても、すでに掘った穴だったりするんだけど。


それが代替医療。たびたび私を煩わせる。

仕事柄、動物関係のお仕事の方とか商品とかに関わることが多いのだが、油断してると怪しげなものが近づいてくる。

表立って「代替医療ご遠慮ください」って言うと敵が増えるので「それはすごいですね(棒)」ぐらいしか言えない。

代替医療界隈の人に囲まれると心が乱れる。
私の知識のアップデートが遅れているのかな?と不安になる。

正直、忙しいからそういうことにあまり時間を使いたくないんだけど、気になって仕方がない。

そういう時に本を読む。論文を読む。

サイトマップ|疑似科学|Gijika.com もチェックしたりする。


批判的にしろ好意的にしろ、代替医療に興味を持った方は「代替医療解剖」を読むと頭が整理できて良い。

例えば「ペットにプラセボないのになぜレメディが効いた(ように見える)の?」みたいな疑問にも答えてくれる。
人間が自分で自分の命を縮めるのは勝手だけど、療法を選べないペットの命を縮めるのは本当に見ていて切ないのでね。


以下は投稿したAmazonレビュー。

代替医療を信じたい人こそ読むべき良書

代替医療を信じてなさそうなお医者さんがあまり表立って代替医療を批判しないのはなんでだろう、と常々疑問だった。
残念なことに、医療現場には盲検化せずに検証された過去のデータを信じ、例えばホメオパシーのレメディを悪気なく患者に進めてしまう方が少なからずいるのだ。これには軽い絶望を覚える。
医者ではない我々ごく普通の人間が彼らに忠告を与えることもできない。

恐らく彼らは現行の医療技術だけを信じているのではなく、何か他に役に立つものはないのか?という探求心から、まずは頭から否定せず、検証してみようという科学的態度なのではないかと思うに至った。

代替医療を信じたい人たちにとっては都合の悪いことも書かれているかもしれない。
本書からは「信じたい」という気持ちにも寄り添いながら、より良い医療を提供したいと願う科学者たちの果てしない愛を感じる。


著者らの科学的態度は今後も、世の中を良くするヒントになるのではないかと思う。

amzn.to